昨今、このコロナ化に置いて急激世の中が変化し、しゃかりきになって働いていた我々も毎日会社に行かなくても良い状況になりました。でも家にいても仕事の気分が乗りません。
カフェやリモートオフィスの利用も良いですが、コロナ禍の訪日客激減により打撃を受け、相場が激安になっているホテルで仕事をするのもおすすめです。
ただでさえ激安になっている都内ビジネスホテル・シティホテルですが会社の福利厚生や各種ポイントなどを利用してお得に予約すれば、カフェのコスト感覚で利用可能です。今回は山手線五反田駅にあるマイステイズ五反田駅前を利用してきました。
五反田の街って
なんとなく猥雑で飲み屋・キャバクラ・ラブホテル・風俗というイメージのある五反田は、元々大正時代に鉱泉が見つかり、温泉旅館が次々開業、人々の娯楽の場所が生まれたことをルーツにしているそうです。
もちろん当時の温泉街では芸者遊美があり、五反田は都内有数の「花街」として賑わいを見せていました。その雰囲気は現在も残っており、池田山や御殿山など素敵な住宅地から降りてくると一気に大衆的な盛り上がった雰囲気を見せます。
また、大人の夜の街といった雰囲気だった五反田ですが、どんどん新しいお店ができて若者たちも流入。JR山手線と東急池上線、都営浅草線が混じり合う場所ということもあり昼から活気のある街となっています。駅付近にはランチを食べる場所も様々なカテゴリがあり、人気店も数多く存在します。
ホテル滞在中のディナーなども徒歩5分圏内におそらく100軒は飲食店があるほどの歓楽街です。今後新しい大規模ビルもいくつか建設予定になっており、お隣大崎が大発展を遂げている中取り残されていた五反田もまたもう一歩発展を遂げそうです。
花街の雰囲気も残す今の五反田を今のうちに楽しみたいですね。
マイステイズ五反田駅前 アクセス
JR五反田駅は改札が二つというシンプルな作りになっており、品川よりの一つは基本的には東急線への乗り換え用になっています。「下に降りる」階段を使うと目的の改札しかないのでこちらを使います。
改札を降りて右に、すぐにタクシー乗り場がある通りになるのでそれを右に曲がり、信号を渡れば目の前に見えるのがマイステイズ五反田駅前です。
その奥はラブホテル街という割とディープなエリアになりますが、桜田通り(国道1号線)に面しているため、誰でも不安になることなく入れる場所です。
五反田にはもう一つ、紛らわしい名前のマイステイズ五反田というのがあり、googleマップなどで予測変換に任せて検索すると間違ってそっちに連れて行かれてしまいそうなので注意が必要です。
マイステイズ五反田の方は数百メートル距離があるため間違うと面倒な距離があります。必ず「五反田駅前」で検索をしましょう。
- JR山手線「五反田」駅西口より徒歩30秒
- 都営浅草線「五反田」駅A2出口より徒歩1分
- 東急池上線「五反田」駅より徒歩4分
マイステイズ五反田駅前 館内について
ロビー・共用スペース
桜田通りに面した入り口は大きなウッドのドア。ちょっとわかりにくい。大通りに面しているせいか中が見えにくい構造になっているみたいでした。ラブホテルじゃないのでそんな配慮も要らんとは思いましたが。
上記ドアの右側にホテル名の記されたロゴ。その脇にファミリーマートがあってとても便利。マイステイズは浜松町などコーヒーのサービスがあるところもありますが、五反田駅前にはありません。コーヒーはファミリーマートで調達ですね。
ホテルの入り口に自転車が止まっちゃってたりするところがとても五反田です。
ロビーは至って普通のビジネスホテルのそれです。コロナ禍なのでフロントのカウンターには大きなアクリル壁がありました。最近のビジネスホテルではチェックインが自動化しているところも見かけますが、ここは普通のフロントです。
住所・氏名・前泊地・後泊地などを記入する必要がありました。広くはありませんが、機能的には問題ないと思います。
ランチを食べてからテレワークを開始しようと思ったのでチェックインの時間より早く到着してしまったのですが、快く対応いただき、すぐにお部屋をご用意いただけました。ありがとうございます。
ロビーには最低限のソファー設備がありました。リラックスして過ごすというよりはチェックイン待ちなど、一瞬座るようなイメージです。平常時であれば外国人ツアー客の方などで賑わってもおかしくないのだと思いますが、残念ながらこの時は誰もいませんでした。
そのお陰で激安で予約ができているのですが、早く平常時に戻ってほしいですね。
ちなみにこのホテルにはテラスやジムなどの施設はないため、特に制限がかかっている部分はありませんでした。(2022年1月)
ロビーにある各所のマイステイズのパンフレットと東京の案内冊子、2Fにあるイタリアンの案内がありました。そういえば1月はもう受験シーズンですね。地方から学生さんが出てきて日々ビジネスホテルに泊まりながら受験をするのは大変だと思います。頑張ってください!
チェックイン後すぐ右側にあるエレベーターホールに。写真では一見綺麗に見えますが、古い設備に石のタイルを貼り付けた感じです。写真の右側にあるのは階段で施設の古さは隠しきれない雰囲気でした。
4階エレベーターホール。大規模なビジネスホテル、特にチェックイン前後の時間にありがちではありますが、エレベーター降りてすぐにリネン類が高く積まれていたり、あまり美しさや洗練は追求していない様子。また廊下はとても暗いです。(想像の3倍は暗いです)。
写真を撮り忘れましたが、同じフロアに自動販売機フロアがあり、そこに電子レンジと製氷器があったと思います。
これが暗い廊下。窓もなくダウンライトもかなり少ないので本当に暗いです。iPhoneで撮影すると自動的にナイトモードになり長時間露光になったせいで写真は明るい感じで撮れてしまいました。
天井の低さから考えると、施設自体は結構古いんじゃないかなと推察されます。カーペットや壁の張り替え、ドアのカッティングシート貼り(?)でダークな色にまとめられていて、そこまでの古さは感じさせないのですが。
ホテルは別々のビル2棟を無理やり繋げた感じになってます。この部分で廊下が上下にも左右にもズレているのを強引に繋げているため坂になってます。ジョイント部分にのみ採光用の窓が設置されていました(外を見ても雑然とした五反田のディープな街が見えるだけですが)。
この写真の右側に当たるのが山手線がわです。下で説明しているお部屋はこの廊下の向かって右側になります。
部屋の中は
暗ーい廊下を抜けて、ようやくお部屋に到着です。部屋数は相当多くありそうです。一人テレワークでの利用ですので広さは求めず、シングルルームを予約していました。
求めているのは最低限使えるテーブル・デスク、チェア、休憩用のベッド、YouTubeで音楽をかけっぱなしにしたりするためのテレビ(AmazonFIRE STICKを持ち歩き)のみです。
狭いのは全然問題ないですが、今回のお部屋はどうでしょう。
入ってドア開けるとすぐに向こう側の窓です。狭い。寝るだけのお部屋と考えれば問題ないですが、かなり狭いですね。デスクはなく、簡易的なテーブルにチェアがありました。ノートパソコンが置ければ問題ないですが、五反田のもう一つのマイステイズより狭い印象です。
設備的には見ての通り、通常のビジネスホテル同様、空気清浄機・テレビ・電気スタンド・金庫・冷蔵庫・電気ポット・グラス類などがあります。
冷蔵庫には何も入っていません。マイステイズでもお水のサービスがあるところもあったと思いますが思い違いかもしれないです。スリッパは使い捨てタイプでないと使いたくないタイプなので使いませんでした。
Wi-Fiももちろん飛んでいます。会社で禁止されているので繋がなかったためスピードをチェックしませんでした。
今この滞在記を書きながら部屋のサイズを調べようと思ってサイトを開くとびっくりしました。このお部屋はスーペリアセミダブルというお部屋でした・・・。そういえばスリッパやパジャマが2セットありました。ここは11平米の部屋ですが、この下に8平米のスタンダードシングルと、同じく8平米だけどシャワーブースしかないエコノミーシングルがあるそうです。
そちらはカウンター型のデスクがあるようなので今回の使用用途的にはそれでもOKだったかもしれないなと思います。
しかしこの狭い部屋を見ると、2020オリンピックの時に選手が選手村の待遇について文句言っていたのがわかる気がしました。日本人的サイズ感は流石に世界で一流の生活をしているアスリートには困難だったでしょうね。
右を見るとベッドです。バスルームを避けてよくレイアウトしたなってくらい狭いスペースにベッドが入ってます。低反発の枕と普通の枕ふたつあり、優秀です。ベッドの広さは一人なら十分な1200wのサイズ、シングルでも1100wになるそうです。
ベッドの上に鏡があるのは部屋を広く見せるためですかね。それとも五反田っぽい演出なのか・・・
右上に見えるのはエアコンスイッチで温度設定が可能なタイプでした。独立して調整できないところもあるので、これは助かりました。
バスルームも至って普通です。古い設計のまま設備を取り替えていった感じだと思います。ビジネスホテルのバスルームは絶対この匂いするよねって匂いしてます。(おそらくカーテンが乾き切らない匂い?)。
ただ壁や鏡は新しいので不快感はありません。シャンプー類はもちろん装備、ドライヤーも洗面所に置いてあります。トイレもこのタイプでは珍しいリモコンスタイルです。
この写真はiPhoneの超広角(0.5)で撮ったので、ちょっと広く見えるかもしれませんが、トイレに座って目の前のリモコンを操作するくらいの狭さです。
テレビは30インチくらい?コンパクトなものが壁掛けではなくテーブル置きされています。ドングルを繋ぐので裏のHDMIケーブルまでアクセスしやすいのは助かります。
このテレビの手前にコンセントがあり、小さなテーブルまでPCの充電ケーブルを伸ばせる距離にあります。
ちなみにカーテンを開けても眺望などいいことはありません。向かい側にあるボクシングジムとアダルトショップが見えます。その向こうに山手線が走っているはずですね。
写真で前の茶色いビルの赤い衣装が掛かっているところがアダルトショップです。セクシー衣装がずらりと並んでいるようです。右側に見えているのは向かいのラブホテルだと思います。この通り、発展がすすむ五反田も駅の両側にディープなエリアが広がっています。
こういう混沌とした雰囲気は東京らしさの塊だと思うのでぜひ令和、その先も生き残っていってほしいですね。(窓のサッシはがカビっぽく、すぐにカーテン閉めました)。
ちなみに化粧水やシェービングクリーム、綿棒などのアメニティ類はフロント付近にあって自分で持っていくスタイルです。これはマイステイズでは大体こうなっていると思います。
これは全種類を必要のない人の部屋にも置いておくよりもエコでいい取り組みだと思います。(おそらく掃除の際に捨てなくてはならないものもあると思うので)
まとめ
今回は都内激安ホテルの一つ、マイステイズ五反田駅前でのテレワークでした。上記の通り基本的な建物は古く、狭い印象でしたがロケーションとしては駅近、飲食店も豊富でいうことありません。
今回はデイユースプランではなく宿泊プランで滞在しましたが、夜帰宅してしまっても十分にお得感を感じられる価格帯です。
公式サイトの他に楽天トラベルやじゃらんなど、お得に取れるプランもたくさんありますので、テレワークはもちろん、飲みで遅くなった時など是非使ってみてはいかがでしょうか。
これからもテレワークを続けて滞在記を書いていきます、是非ご覧頂けますと幸いです。
ホテル公式サイトリンク
https://www.mystays.com/location-hotel-mystays-gotanda-station-tokyo/