敷居が高いと思いがちなホテルバー、実は結構お得。
このブログのお店紹介では、庶民サラリーマンの僕が美味しかった!激安だった!お得だった!などを書いていきますが、今回は2〜3軒目に使えるホテルバーをお得に使う方法をまとめていきます。僕たち庶民には敷居が高そうな高級ホテルにあるバーですが、実はそんなに高くなくて、僕も通っています。お得に飲もうと思う方、是非ご一読ください!
まどろっこしいことはいいから結論よこせ!という方は、一番下の方をご覧ください。
ホテルバーに通うだけでメディアに叩かれてた可哀そうな元首相
これは僕がまだとても若かった頃、ダンディな麻生さんが首相でした。テレビでニュースを観ていたら「首相が毎晩のように帝国ホテルだかニューオータニだかのバーに行っていてけしからん!」という論調で報道されていました。そこで紹介されていた世論(本当にそんなのが世論なのかは置いといて)は下記の通り
・こんな高級なバーに我々庶民は到底いけないですよね
・庶民感覚が分かってない、けしからん
・金持ちの二代目ボンボンが何言っても信じられなくなる
いやいや、先進国の首相ともあろう人に格安居酒屋で飲めって言ってる?と思いながら僕は聞いていたのですが、囲み取材で詰め寄られても麻生さんは堂々と「ホテルバーは別に高くないし、安全。むしろ私が近所の居酒屋に警備を引き連れていくほうが問題では?」的なことを返してました。いやごもっとも。
→そんな記憶だったなと思って探したらありました。今見ても何を責めているのか僕にはわからない
https://www.afpbb.com/articles/-/2531253
記者の方も忙しくて、飲むのは深夜の大衆居酒屋になるのでしょうが、囲みで詰め寄っている側も「帝国ホテルの部屋代を調べたら最低9万円もするのだが」とか見当違いな追求をしていて、全然噛み合わない。普通に聞いていて麻生さんが正しいと思ったし、なんならメディアの皆さんは自分の上司に聞いてみなさいと。遥かに高級なお店で飲み食いされてますよと言いたかったですね。
というように、当時は庶民には縁遠いところと思われていたのでしょう。なんせタクシーが車寄せについたらドアを開けてうやうやしくご挨拶いただけるような高級ホテルですから。そんなところでお酒を飲んだら高いんだろう!けしからん!となっていたのかな。
実際にホテルのバーで飲むといくらくらい?
ショットで飲む場合も街場のバーと変わりません。
例えば帝国ホテルにはオールドインペリアルバーという名門バーがあります。誰を連れて行っても恥ずかしくない格式のあるバーです。でも食べログに書かれている予算(つまり一人単価)には
夜予算:¥5,000~¥5,999
とあります。まぁこの時点で世の中的にそんなに高くないです。おそらくウイスキーやカクテルを2杯くらい+チャージと行った感じでしょうか。ジムビームハイボールをガブガブいただきます!というようなお店ではないので静かに2〜3杯をさっと飲んで帰ったらそんなもんでしょう。ちなみにオールドインペリアルバーのメニューをみるとこのようになってます(税込み・サ別)
オリエンタル ジュエル 2,200円
ローズ アダージョ 2,640円
マウント フジ 2,200円
インペリアル’70 2,200円
タワー31 2,200円
ティンカーベル 2,200円
ワイン&シャンパン 1,760円~
ビール 1,430円~
シェリー 1,540円~
ヴェルモット 1,320円
ポートワイン 3,080円~
日本酒 1,650円~
カクテル&ロングドリンク 1,650円~
シングルモルトウイスキー 2,200円~
ウイスキー 1,760円~
ブランデー 2,420円~
スピリッツ 1,540円~
リキュール 1,320円~
ノンアルコール 1,150円~
こんなもんですよね。長い不景気でデフレが進み、(僕も大好き)生ビール280円とかのお店がたくさん出てきていますが、それはそれで最高なのですが、ホテルバーにしてもべらぼうに高いわけでもなく、普通の居酒屋の倍か3倍程度のもんです。僕は普段からバーで飲みますが、ホテルが特別高いとは思わない。というか同じですよね。
でももっと安く飲める方法があります!
ホテルバーでお得に飲む方法
結論から言うとウイスキーなどのボトル入れてキープすればいいんです
上で食べログに書かれている予算感を書きました通り、首相が行って怒られるような高さでは全くありません。そもそも首相が自分の金で飲むのにが庶民に合わせて安いものにしなくてはならないって、どんな理屈なんだよと思いますが(笑。
脱線ついでに書くと、先日岸田首相が高いセイコーつけててネットで文句言われてたそうです。いやいや、首相が30万の時計してたら不快ってどういう貧乏社会?みんながお金を使わないと経済が回らないんですよ?1万円のカシオしてれば満足なんでしょうか?
脱線しましたが、ホテルバーでもボトル売りをして、キープしてくれるところがあります。僕たち庶民はそこを狙えばいいんです。
ボトルの値段は?
もちろんバーにもよりますが、そんなに高級なところでなければウイスキーで2万円〜3万円程度からあります。1本あたりシングルで23杯取れるので、仮に25000円のボトルであれば1ショット1000円程度まで単価が下がります。またホームページなどをチェックしているとよくフェアなんかをやっています。(例えばシングルモルトフェアとか)そういう時はお店側が出したいボトルを出してくれているのでお得に入れることができると思います。
僕のiPhoneには卑しくもいろんなホテルのメニュー画像が入ってますが、京王ホテルのメインバーは親切にもボトルメニューをネットに掲載してくれていたので一部を転載します
スコッチだとこんな感じ
Ardbeg 10y
アードベッグ 10 年
30,000
Bowmore 12y
ボウモア 12 年
28,000
Caolila 12y
カリラ 12 年
30,000
Laphroaig 10y
ラフロイグ 10 年
31,000
The Glenlivet 12y
ザ グレンリベット 12 年
27,000
Glenfarclas 17y
グレンファークラス 17 年
37,000
Glenfiddich 18y Small batch reserve
グレンフィディック 18 年スモールバッチリザーヴ
40,000
The Macallan Double Cask 12y
ザ マッカランダブルカスク 12 年
35,000
The Macallan 18y
ザ マッカラン 18 年
72,000
バーボン・アメリカンだとこんな
Blanton’s
ブラントン
33,000
Blanton’s Gold
ブラントン ゴールド
49,000
Baffalo Trace
バッファロー トレース
23,000
Four Roses Platinum
フォア ローゼス プラチナ
36,000
I.W.Harper 12y
I.W.ハーパー12 年
30,000
Jack Daniel’s Black
ジャックダニエル ブラック
21,000
Maker’s Mark Red Top
メーカーズ マーク レッドトップ
22,000
Wild Turkey 13y
ワイルドターキー13 年
34,000
どうしてボトルは得なのか、具体的なメリット
1.ボトル1本からとれるシングルは23杯
単純計算で700mlから30mlを取っていくわけですから23杯取れる計算になります。上記のとおり、これを杯数単価にすると通常のショットで頼むよりも約半額になると思います。
2.ホテルバーにボトルを入れるとカバーチャージがかからない!
ボトルを入れている人はチャージかかりませんという仕組みをとっているホテルバーがほとんどです。これは一番のメリットになります。普通に御会計をすると、カバーチャージ1500円とか2000円とかが計上されていると思います。毎回二人分を払おうと思うとこれがバカになりません。
3.アイス(氷)やソーダ・トニックがタダのところも。有料でも全然安い
ホテルなので氷はタダですよと言うところが多いです。またカクテルを作ってもらったり水割り・ハイボールを作ってもらう場合の割りものも無料としているところもあります。六本木グランドハイアットのbarマデュロなどは氷や割りもの(ソーダなど)は無料になります。つまり一度ボトルを入れていれば極論2回目はタダ同然になります。(あまりそういう使い方しないと思いますが、待ち合わせの前に1杯飲みながらなどと言うときは本当に助かります)。昔から先輩が連れて行ってくれるようなバーはボトル入れてくれても結局それを自腹で飲みに行くには高いので行かなくなるんです。僕だけ?
4.そしてさすがホテルマン、顔覚えるのすごい
バーテンダーさんはもちろんですが、ドアマンの方なども皆さんプロなので暫くいかなくても全然覚えててくれます。普段より安い金額しか払っていないのに、顧客扱いされるのは気持ちがいいです。(バーではボトルのカードがもらえます、カードはだいたいどっか行っちゃいますが顔パスになります)
5.ボトルの期限は実質的にない
ボトルキープには通常期限がありまよね。街のバーでも3か月で本当に流されます。でもホテルバーはほとんど流されません(僕はながされたことありません)。期限ですよというハガキが来ると言われていますが、2年くらい平気で置いている人もいると思います。これは大きなメリットで、東京の人なら、それぞれの街のホテルに入れておけば使い方が広がると思います。
その飲み方したら実際にいくら?
実際にいくらになるのかというと、例えば2.5万円のボトルが入っていたとして。その次に来るときはほんと二人で1000円とかの世界になります。なんなら上記のように全てがボトルに含まれているところは極論タダです。
普通に例えば後輩や彼女を連れてバーに行ったらまぁ8000円〜1万円は払うじゃないですか?元々2.5万のボトル入れてるじゃねーか!ってのはまぁ酒飲みなら忘れているはずなので、僕的には毎回実質無料の喜びです。(2.5万のボトルで4回飲みに行くみたいなイメージだといいですね。実際にはもっと飲んでしまうのでそうはいきませんが・・・)
ということで、好きなホテルバーを見つけたらボーナス後など懐に余裕がある時に何本か入れておくと、後がとても楽ちんになるので本当におすすめです
ホテルバーのお得な飲み方・ボトルのいいところ まとめ
ということでつらつらと色々書きましたが、下記の通りまとめます。
いいたいのはどこの高級ホテルのバーもそんなに高くはないし、敷居は高くない。どこのバーにも入れることですがもしお酒が分からないとか服装はどんな格好していけば分からないとかで躊躇している人がいましたら、何も気にしないで大丈夫です。ドレスコードは「ビーサン・短パンはやめてほしい」の程度です。ホテルですから短パンでくる宿泊客もいますけど別に追い出されません。リラックスしていきましょう。お酒に詳しくなくて注文方法が分からなくても、聞けばいいのです。全く恥ずかしいことではありません。
1. ボトルキープがあるところはボトルからシングル23杯が生まれるので、1杯単価が圧倒的に下がる
2. ボトルがあればチャージがかからない(ことがほとんど。街場のバーは結局高くつく。最大のメリット)
3. ボトルがあれば氷や割りものもタダだったりすごく安かったりする(これも街場のバーだと高くつく要因)
4. ボトルは3ヶ月とか書いてありますけど、そうそう流れません。流されたことないです。
5. 何より高級ホテルでも庶民の僕が常連扱い。顧客になり名前で呼ばれます
上に出てきたバーのリンク
京王ホテル メインバー ブリアンhttps://www.keioplaza.co.jp/restaurant/list/brillant
帝国ホテル オールドインペリアルバーhttps://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/old_imperialbar/
ボトルキープを受けていないホテルバーも多いですが、もしかつての僕のように勝手に敷居を上げている読者の方がいれば調べて行ってみてください。3軒目の一つの選択肢になると思います!
今後もこのような記事を書いていきますのでよろしければブックマークをお願いします。
※随時追記していきます